ウォータリングホールレポート

2026年7月12日、代々木のウォータリングホールを訪れました。研究員のhakoと一緒で、タップに並ぶHazy系をひとつずつ確かめながら、気づけば4杯。TDH Hazy DIPAからスタートして、最後はすっきりしたHazy IPAで締めるという流れになりました。
開店前から並ぶ人がいる店
着いたとき、開店前から並んでいる常連さんらしき人がいました。それだけ引き寄せる何かがある店なのだと感じながら入りました。hakoと席について、まずタップリストを眺め、最初の一杯を決めました。
4杯の流れ
この日選んだのは、Hazy系を中心にした4杯。途中からhakoと同じ銘柄が重なりながら、それぞれ印象が異なる一日でした。
ギリモザ — 苦味が前へ出たスタート
最初に選んだのは、福岡のねこビアによる〈ギリモザ〉。TDH Hazy DIPAで、ABVは8%。名前の通りモザイクホップを複数種類使い、苦味と香りを多角的に引き出すことを狙った設計の一杯です。飲んでみると、苦味が想像以上に前へ出てきました。もう少し旨味としての甘さが欲しいところで、Hazy DIPAらしいとろりとした甘みを期待していた分、少し物足りなさが残りました。完成度が低いわけではないのですが、自分の好みの中心には来なかった一杯です。

| 研究ノート | |
|---|---|
| ブルワリー | ねこビア |
| スタイル | TDH Hazy DIPA |
| ABV | 8% |
| 使用ホップ | モザイクホップ(複数種類) |
| 生産地 | 福岡 |
| 研究員評価 | |
トガル — ヘイジーを期待したら、ウエストコーストだった
〈ギリモザ〉で苦味が強めだったこともあり、次は少し方向を変えようとタップリストを見直しました。宮崎県のノボルブルーイングによる〈トガル〉は、DDH West Coast DIPAでABVは8.5%。Columbus、Strata、Strata CGXというホップ構成で、力強いクリーンな苦味を軸に仕上げた一杯です。West Coast IPAという表記を見て、ヘイジーな質感を少し期待しながら頼みましたが、飲んでみると濁りはあるもののHazyとは別の印象で、普通のIPAに近い感じでした。悪くはなく、おいしさはある。ただ、苦味は強めで、苦い系が好きな人にはしっかりはまりそうだとも感じました。ギリモザに続いて苦味の強い2杯が並んだことで、次は少し違う方向のものを、という気持ちになりました。

| 研究ノート | |
|---|---|
| ブルワリー | ノボルブルーイング |
| スタイル | DDH West Coast DIPA |
| ABV | 8.5% |
| 使用ホップ | Columbus、Strata、Strata CGX |
| 生産地 | 宮崎 |
| 研究員評価 | |
フラワーチルドレン ロータス — 濁りがあってもすっきり、酸味が際立つ
3杯目は、hakoが選んでいた〈フラワーチルドレン ロータス〉に合わせました。東京のゆうやボーイズによるHazy IPAで、ABVは6.5%。フラチルシリーズの第4弾にあたる一杯です。見た目は濁っていて、Hazy IPAらしい外見ですが、口に含むとすっきりしていて、酸味が想像より強く感じました。Hazyにしてはすっきり、という印象で、前の2杯で続いた苦味の重さとはかなり違う方向でした。同じHazyでもこれだけ変わるものかと、改めて思いました。

| 研究ノート | |
|---|---|
| ブルワリー | ゆうやボーイズ |
| スタイル | Hazy IPA |
| ABV | 6.5% |
| 生産地 | 東京 |
| 研究員評価 | |
くだらない — 軽くてすっきり、濃厚さは控えめ
最後はhakoと同じく〈くだらない〉を選びました。熊本県天草市のアマクサ ソナービールによるTDH Hazy IPA、ABVは7%。NectaronとSuperdelicにCryoホップを重ねた構成です。飲んでみると、濁りは少なめで軽め。濃厚なHazy感はあまりなく、すっきりした飲み口でした。フラワーチルドレン ロータスに続いて、こちらもすっきり方向。この日の後半は、気づけばすっきり系が2杯並ぶ形になっていました。

| 研究ノート | |
|---|---|
| ブルワリー | アマクサ ソナービール |
| スタイル | TDH Hazy IPA |
| ABV | 7% |
| 使用ホップ | Nectaron、Superdelic、Cryo ホップ |
| 生産地 | 熊本 |
| 研究員評価 | |
フレンチフライとサムライソース
フレンチフライ
ビールと一緒にフレンチフライも頼みました。添えられたサムライソースがサルサに近い風味で、これがおいしかったです。ビールの苦味が続いていたところに、この風味の変化はよかったと思います。

苦味とすっきりが交互に続いた4杯
この日4杯を通じて感じたのは、同じHazy系でもスタイルとブルワリーによって方向がかなり変わるということでした。前半のギリモザとトガルは苦味が強め、後半のフラワーチルドレン ロータスとくだらないはすっきり方向と、自然に対比が生まれた流れになりました。前半は苦味が強く、もう少し旨味としての甘さが欲しいと感じたので、Hazyに求める甘さをあらためて意識した訪問でもありました。
どんな人に勧めたいか
苦味の強いDIPAも、すっきりしたHazy IPAも、同じタップリストの中で選べるのがウォータリングホールのよいところだと思います。苦め好きにも、軽め好きにも、それぞれ向きそうな一杯が見つかる店です。hakoのように同行者と違う銘柄を選びながら飲み比べる楽しみ方もできます。
場所: 代々木 / 訪問日: 2026-07-12 / 一緒に: 研究員のhakoといきました。ちなみにhakoが飲んだのは、フラワーチルドレン ロータス、くだらないの2杯。
※ 感想は個人の体験によるものです。 お酒は 20 歳以上・適量を。
