WHOLE HOP CITRA BLUES WALLY — おいしかったけど、そこじゃなかった

WHOLE HOP CITRA BLUES WALLYレポート

WHOLE HOP CITRA BLUES WALLY

シトラ(Citra)ホップと聞いた瞬間に、頭の中でビールの輪郭が決まる。柑橘の強い押し出し、トロピカルな果実感、飲んだ瞬間に「来た」と思わせるあの感じ。その前提をそのまま持ってこのビールを開けると、少しだけ話が違う。

WHOLE HOP CITRA BLUES WALLYは、静岡県三島市を拠点とするRePuBrew合同会社のXPA。ABVは4.5%、IBUは23。数字だけ見ても、強さよりも飲みやすさに重心が置かれていることはわかる。原材料にオーツが入っており、口当たりにはまるみが出る。

このシリーズが「ホールホップ」を使っているのは名前からも明らかで、ペレット状に加工する前の原形のまま使うホップは、香りの質が変わると言われている。ただ、それが必ずしも「より強く」という方向に働くとは限らない。加工の違いは香りの輪郭を変えるが、穏やかにまとまることもある。

飲んでみて、おいしかった。それは本当だ。XPAというスタイルが求めるスッキリとした飲み口は出ていたし、雑味もない。ただ、シトラに期待していた前のめりな柑橘感は、そこまで届かなかった。スタイルの設計上そうなるのはわかるし、ホールホップの使い方によっては香りがまとまる方向に出ることもある。頭で理解しても、期待の方向がずれていると、おいしさは満足にはなりきれない。

悪いビールではない。ただ、また積極的に手を伸ばすかどうか、正直なところ少し迷う。

WHOLE HOP CITRA BLUES WALLY
研究ノート
銘柄WHOLE HOP CITRA BLUES WALLY
ブルワリーRePuBrew
スタイルXPA
ABV4.5%
IBU23
容量350ml
容器
使用ホップCitra(シトラ)
原材料麦芽(カナダ製造、イギリス製造)、オーツ、ホップ
生産国 / 生産地静岡県三島市
飲んだ場所自宅
研究員評価3.0

※ 感想は個人の体験によるものです。 お酒は 20 歳以上・適量を。

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